本日は全国通訳案内士試験の一次試験の日でした。
今年は色々変更ありましたのでお知らせします。
2021年の全国通訳案内士1次試験は8月ではなく9月
例年この試験は8月に一次の筆記試験、12月に二次の口述試験が実施されますが、今年の1次試験は9月26日(日)でした。
主な理由として考えられるのが、オリンピックとパラリンピックです。
例年から行くと8月中旬になりますので丁度オリンピックが終わって、パラリンピックが始まる前の時期です。
しかしやはり観光庁を始めインバウンド関係者、受験予定の方々も色々忙しかったことと思います。
この時期変更が2022年以降どうなるか分かりません。
多分8月に戻ると思いますが、そのままかもしれません。
出願や受験票のダウンロード、合格発表はオンラインで
これはコロナ対策が大きいと思いますが、ほとんど書類関係の手続きがオンラインでできることになりました。
紙を郵送するとその前段階で、人が集まって作業をしますので、紙のやり取りが無くなるのは良い事です。
もちろん経費削減という側面もあると思いますが、コロナ禍では無いとこのような簡素化は難しかったかもしれません。
受験票も自分でダウンロードする形になりました。
試験自体も簡素化された
まずは試験時間の短縮です。
いままで語学の試験は120分で、日本地理、日本の歴史はそれぞれ40分のテストでした。
それが今年は
語学90分、日本地理30分、日本史30分
に変更となりました。
当然中身も簡素化されているはずです。
特に英語以外の言語が全面的にマークシート方式になりました。
これで採点時間が短くてすむでしょうし、複数の人が集まって紙をチェックするという作業もなくなります。
かなり合理的になった印象です。
例年は一次試験の実施から、一次合格発表まで約3か月かかっていましたが、今年は1か月半で発表となります。
これもマークシートならでは可能なスケジュールだと思います。
全国通訳案内士試験の難易度が変わる可能性あり
試験時間の短縮や英語以外の言語でもマークシート方式に代わったことで、試験の難易度が変わった可能性もあります。
近年資格の自由化やコロナ禍と言うこともありますので受験生も全体的に減少傾向です。
さらにコロナの影響が2年以上にも及ぶことで、現役を続行してけるガイドの数が大幅に減る可能性もあります。
そのためこのマークシート方式導入でより多くの受験生を2次まで合格させようとしている可能性もあります。
やはり記述式試験と言うのはかなりハードルが高く、ガイドのスキルとしても難しいライティングが必要かというのは疑問でしたので、より受けやすい試験になるのではないでしょうか。
と言うことで全国通訳案内士試験の受験を考えている方はいこの先数年はチャンスかもしれません。
全国通訳案内士試験についての詳しい記事はコチラ↓
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