では実際に通訳案内士はどのようなお仕事をするのでしょう。
大きく分けて3つありますが
1.観光案内
2.添乗業務
3.通訳業務
観光案内のおしゃべりに夢中になっていたら、新幹線に間に合わなかった。なんてことになってはいけません。お喋りをしつつも旅程を管理することが必要となります。
通訳案内士のお仕事で一番多いのがバスに乗り最大40名の団体のお客様をご案内するというパターンです。
基本的には一人で3役をこなします。そのため大変ですが普通の添乗員さんより報酬は高めに設定されています。
大きなイベント(特に手厚い政府系やインセンティブと呼ばれる招待ツアー)などのお仕事では別途添乗員さんがついてくれてガイドに専念できる場合もありますが、基本は一人で三役こなすことが多いです。
日本人との交流行事があるようなツアーでは通訳をいきなり頼まれることもしばしば。また長いツアーになると一緒に病院に行って通訳することも。
テーブルマナーから温泉の入り方まですべて一緒に過ごしながら案内しますので大変ですが、お客様とも仲良くなれます。
団体ツアーに参加しない個人/少人数のお客様(FITと言います)も増えてます。他人と一緒に行動することを好まない比較的裕福な方が個人でガイドやハイヤーを雇うケースです。
もちろん全てを自分で手配してガイドも雇わないという人もいますが、そういったお客様は通訳案内士のご案内対象にはなりません。
プライベートツアーは人数が少ないので気楽というガイドもいますが、やはりその場で急に予定を変更するなどの臨機応変な対応を求められるので、それなりの経験は必要です。
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