通訳案内士のみなさん、観光庁研修受講されましたか?
以下観光庁ホームページより
改正法施行(平成30年1月4日)より前に通訳案内士試験に合格し、都道府県で全国通訳案内士として登録されている方には、
新たに全国通訳案内士試験に追加された「通訳案内の実務」科目に関し、観光庁長官が実施する研修(観光庁研修)の受講が
義務づけられています。
観光庁研修受講の対象となる全国通訳案内士は、平成31 年度末までに観光庁研修を受講して下さい。
平成31年年度末っていつ?ってことですが、令和2年1月末らしく、すでに研修は終了しています。私の周りでも焦っているガイドさんがちらほら。
さて受講を忘れてしまった人はどうなってしまうのでしょうか?
結論としては問題ないようです。今回の研修は単に新しい試験との差額分のアップデートで、これで登録取り消しとかはありません。
ただ今後全国通訳案内士資格は更新制となります。またまた観光庁ホームページですが以下の通り。
改正通訳案内士法により、全国通訳案内士には、登録研修機関の実施する研修を5年ごとに受講することが義務づけられております。
登録研修機関の研修を受講していない場合、都道府県において、全国通訳案内士の登録を取り消す場合がございます。
登録研修機関の研修については、2020年度より、実施していく予定です。
登録研修機関に関する情報については、今後、観光庁ホームページ等において順次公表いたします。
この登録期間研修というのを受けないと取り消しになる可能性がある。ということで必ず失効するわけでもありません。
この辺りは通訳案内士資格の状況が劇的に変わってきている中での見切り発車ですので、確実にこれというのは誰もわからずというところです。
もともと通訳案内士資格の質を高めていこうとして導入が検討されていた更新制度。そこに突然やってきた行革という波にのまれ、質を高めるどころか自由化に。
その結果、誰でも資格無しでもガイドしていいですが、資格のある人は自腹で研修受けて更新しないと失効しますよというなんとも矛盾した状態になってしまいました。
この矛盾はもちろん観光庁も感じているなかでの政治家主導の改革ですので、また制度が変わることも十分にあります。
よくガイド団体に所属するメリットってなんですかって聞かれますがこういった情報でしょうか。フリーランスで生きていくには同業者との情報交換は必須ですね。