英検の準会場で個人受験する~会場探しと申し込み方法【注意点あり】2023年更新

英検

英検の準会場受験は基本的には塾や英会話学校などの会場で所属する生徒や会員が団体で受験する会場の事です。

しかしコロナ禍で受験環境が変化してきていますので、個人の準会場への受け入れが広がりました。

すでに準会場で受験することは珍しくなくなりましたし、受験料も安いので「英検を準会場で受けたいけどどうすればいいの?」思っている人も多いと思います。

こちらでは個人の受験者が準会場で受験する方法と注意点を解説しています。

個人受験者の準会場受け入れの背景

コロナ禍では英検の個人の受験会場(本会場)の確保などが厳しくなりました。

いままで休日に教室を貸し出していた学校の協力が受けられなくなったからです。またソーシャルディスタンス確保のために、スペースを広く使う必要があり、その確保にも苦労していました。ホテルや貸会場などでの実施も増えていますので、その分受験料にも反映しています。

そのため従来はその学校や塾に通っている生徒を対象にした準会場でも外部生の受け入れが進みました。

2023年春現在ではコロナも一段落して、会場として貸し出してくれる学校も増えてきました。

ただ、準会場受験は家から近くて、受験料も安いというメリットもありますので、しばらく準会場受験に人気は続くと思われます。

準会場受験とは特定の団体に混ぜてもらって受験する方法だと理解しておきましょう。

英検の本会場と準会場の違いって何?

英検を準会場で受験するメリット

準会場は自分で会場が選べます。

自分の家の近くに個人受験者を受け入れしている団体があれば、そこで受験をすることが出来ます。

受験料が本会場の個人受験よりも安く設定されています。

場合によっては団体受験することで受験料が4割ほど安くなる可能性もありますので検討する価値はありますね。

※昨年までは準会場で2次試験も受験できましたが、今年からは二次は本会場のみになったようです。

公益財団法人 日本英語検定協会
英検(実用英語技能検定)の公式ウェブサイトです。受験の申し込みや試験日程・検定料・過去問題の閲覧、合否の確認ができます。高校・大学への入試優遇や単位認定優遇、英語教育に従事される団体・学校関係者の方向け研修・セミナー情報もご覧ください。

準会場に個人受験者が申し込む方法

  1. まずは受け入れ可能な団体を英検の発表したリストから探します。
  2. 電話もしくはメールして一般受験者として申し込みたい旨をつたえ、空きを確認する
  3. 英検ホームページから願書のダウンロードをして記入
  4. 団体に申し込みに行き支払い
  5. 受験
  6. 結果の受け取りに団体に行く

2023年1回の個人受入可能な準会場はコチラ↓

外部生を受け入れ可能な準会場団体一覧|公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken-ukeire.jp)

※毎回受け入れ可能施設の案内は更新されますので出願時期以外は閲覧できません。出願時期にリンク切れしていたら英検TOPページから「一般受験生を受け入れ可能な準会場」を検索してください。

英検準会場受験の注意点

準会場受験をする際の注意点も幾つかあります。

注意点
  • 実施日程が沢山あるので間違わないようにする
  • 準会場の実施級は限られている
  • 準会場は会場が小さいので定員がある
  • 小さな準会場では2次試験はできない
  • 団体受験の扱いなので団体責任者にも成績が渡る
  • 出願や成績の確認は団体に出向く必要がある
  • オンラインの合否確認には受験日のパスワード設定が必要

実施日程が沢山あるので間違わないようにする

個人受験(本会場)の受験日と、団体受験(準会場)の試験日は異なりますので注意しましょう。

2022年からコロナ禍のため特別対応で準会場での実施日程が増えています。昨年は7つの日程がありましたが今年は6つの日程があります。

希望の会場がどの日程で実施するのか申し込み前に電話かメールして確認しましょう。

準会場の実施級は限られている

準会場で実施するのは2級~5級です。準1級と1級は実施しませんのでご注意ください。

また団体により受験級が限られている会場もありますのでご注意ください。

たとえば幼児用の英語教室では高校生のレベルの2級などの試験は実施しないという感じです。

準会場でもダブル受験は出来ますが、当然希望の級を実施していなければ受験は出来ません。

準会場は会場が小さいので定員がある

多くの準会場が塾や英会話学校ですので、定員が限られています。必ず連絡して空きがあるか確認しましょう。

小さな準会場では2次試験はできない

基本的に準会場で2次試験を実施するには60人以上の出願者が必要です。そのため小規模な塾などでは2次試験は実施しないでしょう。近隣の塾などと協力して60名確保できれば実施もできます。

希望の会場で2次試験を実施していなければ、2次は本会場での受験になります。

2次試験はどうなるのかも団体の責任者に確認しておきましょう。

団体受験の扱いなので団体責任者にも成績が渡る

通常個人で受験をする場合は、各個人の家に結果通知が届きますが、団体受験の場合は団体責任者に全員分の成績が届きます

そのため準会場受験すると団体責任者に成績を見られることになります。

特に見られて問題は無いと思いますが、見られて嫌な場合は個人受験したほうがいいかもしれません。

出願や成績確認は団体に出向く必要がある

出願するときは団体に行って申込書を提出し受験料を支払います。

また成績表は個人の家ではなく団体に届きますので、団体の責任者のところに取りに行きます。

もしかしたらその団体では自宅まで転送してくれるかもしれませんが、それはあくまで親切なサービスだと思ってください。

オンラインの合否確認には受験日のパスワード設定が必要

個人受験の場合は受験票にオンラインで合否が確認できるIDとパスワードが記載されていますが、団体受験の場合はこれがありません。

準会場受験でもオンラインで確認できますが、受験当日に受験番号を忘れずに控えて、解答用紙に暗証番号(6桁の数字)を記入して設定することが必要ですので忘れずに記入してきましょう。

コメント