今年もクリスマスの飾りつけが完成しました。当校のクリスマスツリーは大きいです。教室のサイズに合っていません。でも好評です(笑)年々ぶら下げるものも増えていきます。例年年末から年始にかけて旅行に行くことが多いので、その時期だとクリスマスのオーナメントが沢山売られていますので、ついつい買ってしまいます。その時期を逃しても年中クリスマスの飾りつけを売っているお店なんかもありますね。東京でも代官山辺りにありますね。
クリスマスツリーを飾るのって楽しいですよね。カナダに居た時にはクリスマスの飾りつけはいつの間にかに始まっていて、年始1週間ぐらいまで飾られていた気がしますが、きっと日本の正月飾りのように伝統的な決まりはあるはずですね。ということで調べてみました。
クリスマスツリーの飾りつけ時期
いくつかの国の記事を見てみましたが飾りつけをするのはAdventで、片付けるのはTwelfth Nightとなっているのが多かったです。
Adventの意味は「出現」とか「到来」になります。宗教的な意味ではキリスト降臨ですとか、待降節、降臨節という意味で、イエス・キリストの降臨を待つ期間でクリスマス前の4週間を指します。クリスマスから約4週間前の11月30日Saint Andrew’s Dayに最も近い日曜日から始まるということで11月末から12月頭の日曜日になります。2020年だと11月29日から始まり12月24日に終わるという感じです。キリスト教も宗派により考え方が違い、そもそもAdventという考えがない宗派もあるようです。
アメリカだとこの時期がThanksgivingも終わり(2020年は11月26日)クリスマスの飾りつけを始めるには丁度いい時期なんだと思います。カナダのThanksgivingはHalloweenより前ですが。
現代ではこのアドベントの初日に家族でツリーを飾りつけるというのが一般的なようですが、さらに伝統的な考えでは12 days before ChristmasやChristmas Eveに飾り付けるという考えもあるようです。こすうべきという伝統と実際には差があって、When to put up Christmas tree?のような質問や記事が沢山あるので皆さん迷うところなんだと思います。
クリスマスツリーの片付け時期
片付ける時期に関してはクリスマスから12日めのTwelfth Night (十二夜)に行うのが一般的のようでこれはあまり異論は無いようですが、この12日の数え方も国によっても違うようで、クリスマス当日から数える場合もあればクリスマス翌日(Boxing Day) から数えるという考えもあるようです。そうすると1月5日か6日になります。また1月6日のEpiphany(公現祭)の前夜に片付けるのが良いという文化もあるようですので、それに従えば1月の5日の夜に片付けることになります。イギリスではこれに従ってる人が多いようですがそれでも気にしない人も多いようです。北米では10日とか過ぎても飾ってある家も多いですね。
飾りつけの期間を過ぎると
片付けがこの期間を過ぎてしまうとBad Luckということで縁起が悪いみたいです。またあまり早く飾り付けてもBad Luckみたいです。ただこれも個人差が大きくて、伝統にはとらわれない人も多く、Halloweenが終わったら(10月末)つまらないから早く飾り付けちゃうとか、クリスマス大好きだから一年中飾ってるとか、人それぞれ。お年寄りや信仰心の厚い方からすれば、眉をひそめるようなことかもしれませんが、楽しみ方は人それぞれですね。
日本でも正月飾りは29の苦の日を避けて12月28日辺りにしたほうがいいとか、「松の内」の終わりで飾りを片付け、鏡開きをするというような習慣がありますよね。松の内は関東では1月7日、関西では1月15日ですが昔は全国で1月15日だったとか。関西の方がより伝統に忠実といったところでしょうか。これに従わないと縁起が悪い。Bad Luckですが、そういうのに縛られずにマイペースな方もいるのが現代で、どこの国や文化でも似たところがあるのは面白いですね。
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